発音は、大事です。
でも、アクセントはもっと大事です。
「日本人は外国語の発音が下手」
これは多くの日本人が感じていることでしょう。
外国語というのを英語と置き換えてもいいかもしれません。
日本人が話す韓国語もまたしかり。
パッチムの発音がうまくできないため、
よほど練習しないと、すぐに日本人であることが分かってしまいます。
でも、一つ一つの発音は難しいものです。
人によって習得の度合いもかなり変わってきます。
一回聞いただけで、すぐに吸収してしまう人。
(特に10代、私は10代の脳をスポンジ=すごい吸収力と呼んでいます)
いくら練習してもうまくいかない人。
こればかりは個人差があるため、絶対的に特効薬はありません。
どう努力するかにかかってくると思います。
そうなった時、アクセントを直すことを心がけるといいでしょう。
外国人と日本語で話すとき、アクセントがうまい人と下手な人では
どちらの人の日本語がうまく聞こえると思いますか?
アクセントがうまい人は、それだけで日本語がうまく聞こえるはずです。
逆にアクセントがうまくないと、こちらが気を使ってしまうでしょう。
どこからどこまでを分かっているのか、判断しかねるからです。
これは、日本人が外国語を話すときも同じです。
アクセントは発音以上にストレートに印象が伝わるものです。
うまければ成熟した言葉に聞こえますし、
うまくなければ子供みたいな言葉に聞こえてしまいます。
もし発音に自信がないとか、いくら練習してもうまくいかないという人は、
考え方を変えて、アクセントを練習してみるというのも一つの手です。
アクセントは音楽のメロディーと似ています。
音楽のメロディーを聴くように、どこを上げ下げするかに気を使ってみましょう。
それが相手に対し自分の言葉がうまいというのを認識させる、
一つのテクニックであるといえると思います。