韓国にいた頃、日本の留学生仲間からこんな相談を受けました。


「スピードをつけてしゃべれるようになりたい」


そうですよね。スピード感がないと、
流暢に聞こえないというのはあると思います。



でも、少し考えてみましょう。


人にはそれぞれのしゃべり方やスピードがあり、
外国語をしゃべる時だって、その癖がそのまま繁栄されるのです。


日本語をゆっくり話す人が、外国語を話すときに
爆発的なスピードがつくわけはありません。


私はどちらかといえばしゃべるスピードが早いほうです。
その分、よくカミますけど笑。


一方、最初に私に相談してきたという留学生仲間は女の子。
普段からおっとりしゃべる子でした。


私は韓国語でも、しゃべり始めてしまうと止まらなくなるところがあり、
それを見た彼女が「そのスピードがほしい」と思ったそうです。


私は彼女にこういいました。

「普段から口調がゆっくりなのに、外国語しゃべったらもっとゆっくりになる。
そんなことよりも、意味を正確に伝えられることの方が重要だと思うけど」


その後の彼女の韓国語の伸び方がすごいものがありました。
口調は相変わらずゆっくりですが、正確度ははるかに増したと思います。


外国語を話すのに、スピードはいりません。
どれだけしっかり意味を伝えるかが、もっと重要です。